中盤でタメをつくれるとかでそこになった。
しかし、ここで問題が生じた・・・
そこに俺を好んでくれた「当時」の監督はもういなかった。
現場は「新監督」が指揮をとっていた。
こればっかりは仕方ないが、パウロも苦笑いだった・・・
俺は守備的MFには特別の思い入れがあったが、監督の指示なので仕方がない・・・
練習は主に走りが多かった。
監督の考えがテクニック重視ではなく体力重視だったからだ。
俺はというと・・・その日本的発想に失望。やる気さえ起こらなかった。
サッカー先進国ブラジルにもまだこんな泥臭いサッカーがあったことに本当に驚きでただただ失望した瞬間でもあった・・・
日本は「努力」「根性」「忍耐」みたいなのを好む。
だから高校サッカーは走るチームが勝ったし、強かった。
けれどみてて面白くないし、バカバカしい・・・
俺はそんな日本のサッカーが大嫌いだったし、くだらないと思っていた。
俺の考えは間違ってはいなかった。これが埋まりそうで埋まらない「世界との壁」でもあるのだから・・・
しかし近年、日本もすばらしいサッカーをするようになった。
これも優秀な指導者の功績だと思うし、非常に喜ばしい現実である。
走るだけの高校はもう勝てない。最後まで観客を魅了するのは楽しいプレーであり、ファンタスティックなプレーである。
ただボールを蹴り、走るだけのサッカーは時代遅れであるし、無意味な「玉蹴り」でしかないのだ。走りたいなら陸上選手を志せばいい。好きなだけ走れるはずだ。好きなだけ・・・
ここまで書いたらご理解いただけただろう・・・
俺は徐々に出場機会を失っていくことになる。
価値観の違いが生んだ溝は深くなる一方だった・・・
















