5時から行われる1軍の前座試合・・・
高鳴る鼓動をおさえてそのときを待った。
今日は8番をつけての出場。好きな番号だ、気合も入る。
キックオフ。
いきなりボールが回ってくる。
相手フォワードが猛ダッシュ・・・
意外に冷静だった。簡単に近くにはたいた。
スーっと緊張がほぐれていくのがわかった。
前半、後半1点づつ取り合ってこのままいくのかなぁと思っていると、我がチームの10番アレックスが倒れた・・・起き上がれない。
すぐさま選手交代。俺がそのポジション、代わりの選手が俺のポジションにはいる。ミナス州の経験が試されることになる。気負いはなかった。
すぐさまチャンス到来。相手のマークを右手で抑えながら左足でスルーパス。間一髪で相手ディフェンスにカットされたものの何かを感じさせる1本だった。
次のチャンスはシュートで終わる・・・遠目からのシュートが効果的だった。
試合時間も残り5分位だったと思う。
またもチャンス到来。相手ディフェンスも疲れているようだった。
一瞬マークが外れた、俺はアウトで左足を振りぬいた・・・
大きくこを描いたボールはキーパーとディフェンスの間に落ちる。
我らの9番フォワード、ロドリゴが競る・・・一瞬ロドリゴの足が早かったようにみえた。
ボールはコロコロと無人のゴールへ吸い込まれていった・・・
そのまま試合終了。我らの初戦は白星スタートをきった。
俺はまずまずのデビュー戦を終え、シャワーを浴びた。
肉体的にではなく、精神的に疲れた。首も痛い。周りをみすぎたのかもしれない・・・身体能力の違いにもただただ驚いた・・・
不安だけが残るデビュー戦となった・・・
しかし、この感覚は俺だけが感じていたわけではなかったようだ。
そう代理人パウロも同じ感覚を抱いていた・・・
















