「左利き」ってかっこいい・・・
左利きということで、良くも悪くもよく目立った。
野球をやらなかったのは左利きが原因だったかもしれない。
親は俺を右に直させようと努力した。物によっては「対応」できるようになった。
しかし2つだけ何度やってもならなかったのがある。
「箸を持つ手」と「ボールを蹴る足」だった・・・
左利きで得したことは?目立つことぐらい。当時は珍しかった。
逆に損したことは・・・数え切れない位沢山ある。
まず怪我をしやすいこと。ほとんどのやり方や特に機械関係は右利き用に作られている。次に人に教えられないし、教われない。1番困ったのは高校の時のギターの授業だったかもしれない・・・とにかく数え切れない。
ただサッカーは別だった。左も右も関係なかった。正確に蹴れる足でけれればいいのだからね。
サッカーをやり始めたのはそんな理由だったかもしれない。
しかしブラジルに来てこれほど左利きをコンプレックスに感じた事がなかったし、嫌になった・・・
ブラジルサッカーでは左利きはテクニシャンが多い。本当に多い。
そして決して珍しくはないのだ・・・
俺は試合に出れない悔しさを噛みしめながら必死に基本練習を繰り返した。
何本も何本も同じボールを蹴り、基本を繰り返した。
そしてブラジルにきて約8ヶ月が過ぎた頃俺は絶対的な物を手に入れていることに気がついた。
それはコンプレックスなんかではなかった。
そう「左利き」は最大の武器になっていた。
コンプレックスが自信へと変わっていった・・・

















